こんにちは。
長野市で結婚相談所En:courage(エンカレッジ)の代表をしている宮下です。
このブログは婚活中の皆さんが疑問に思うことや不安に思うことを解消してもらうために書いています。
本日のテーマは「離婚は簡単に出来ない|収入が高い人は絶対に知っておいて欲しいコンピ地獄」です。
この記事は音声でも配信しています。
↓stand.fmで聞く方はこちら↓
↓You Tubeで聞かれる方はこちら↓
今日は結婚相談所らしからぬ話
結婚相談所のくせに今日は離婚問題です。
正確に言うと頭の良い人間に対して離婚を成立させるのは難しいです。
そして今日話をしたいのは「結婚相手はよく考えて決めなさい」ということです。 ちなみにこの話は高年収の方に向けてしています。
結婚相談所には高年収の男性がよく来ます。 そして必ずと行っていいほど1回り以上年下の妻を要求します。
それが悪いわけではありません。 収入以外にも人間として魅力があれば女性と巡り合うことが可能です。
ただ、金にものを言わせれば女性はなびくだろうと甘い考えで結婚をする男性もいます。 そしてその男性をカモにしようとしている女性も中にはいるでしょう。
ただ、それが分かったからといって、簡単に離婚できるわけではありません…
今回のお話は結婚相談所であった話ではなく、聞いた話ですが、今後結婚相談所でも起こりうるだろうなと思い、シェアしようと思います。
なんで離婚がしずらいか?
まず、なぜ嫌になったからといって離婚がしにくいかについてです。
離婚は双方の同意さえあれば何不自由なく成立させる事が可能です。 だって、役所に離婚届を書いて持っていくだけなのでこれは問題ありません。
しかし、相手が離婚をごねた場合は簡単に離婚ができません。 民法上離婚が可能になるのは次の5条件のうちどれかに当てはまったときです。
- 不貞行為
- 悪意の遺棄(特に理由もなく帰らないとか)
- 3年以上の生死不明
- 回復の見込みのない強度の精神病
- 婚姻を継続しがたい重大な事由
ちなみに司法統計による離婚の申立理由のランキングでは男女共に性格の不一致が一位になっていますが、性格の不一致は「婚姻を継続しがたい重大な事由」のなかに一応入りますが、性格の不一致ではそう簡単に離婚が出来ません。
訴訟したところで「性格が合わないなんてことでは離婚なんて出来ないよと」言わんばかりに裁判所に蹴られます。
そうなるとパートナー側の同意が必要となり、裁判所としてはお金で解決しますか?という話になってしまいます。
ここでは双方の同意がない限りは簡単には離婚が出来ませんよということです。
これを逆手に取るとどうなるか?
離婚できないということは当然この状況を逆手に取ってくる人が出てきます。 離婚問題は長期化すればするほどお金になりますのでしたたかな人は狙ってきます。
とある夫婦の離婚ケース
ここではとある夫婦の離婚のケースをお話します。 個人の話は出来ませんので、一応作り話ではありますが、実際に起きているケースをつなぎ合わせました。
この話の登場人物は2人です。
夫:会社経営者 年収5000万円40代後半
妻:専業主婦 30代前半
二人は数年前に結婚しました。 妻は独身時代は雑誌のモデルをするなど、容姿を活かした仕事をしており、知人の紹介で今の夫と結婚をしたそうです。
結婚当初は周囲から仲の良い夫婦と見られていました。
ある日夫は妻が浮気をしているところを目撃しました。そして、彼女を問い詰めるとあっさりと別の男と関係を持ったこと認めたそうです。
夫としてはせっかく手に入れた若い妻でありその上容姿も良かったため、多少のことなら今まで目を瞑ってきたのですが… 今回ばかりは自分が舐められた気がして離婚を切り出してしました。
そして彼女は離婚届にはサインをせずに出ていってしまいました。
恐怖のコンピ地獄
夫としては妻が不貞行為を認めたため離婚できるだろうと軽く考えていました。
しかし、家を出て行って一転。 妻は不貞の事実を否認し、離婚には応じませんでした。
ここからはじまるのは恐怖のコンピ地獄です。 コンピとは婚姻費用分担金の略語です。
簡単に言うと婚姻費用分担金は住居費や生活費などの生活する上での資金になります。 離婚が成立するまでは法律上は夫婦ですのでこれを貰う権利があります。
さて、これを支払うのは一体誰でしょう?
A:不貞を働いた妻が自分で工面をする
B:扶養者である夫
ここでAと答えたあなた。残念ながら認識が甘すぎます。 答えはB、収入の多い夫が浮気をして出ていった妻に支払わなければいけません。
人間1人が暮らせるくらいですので、妻は働かずに月数十万円、年間数百万円のコンピを受け取ることが出来ます。
さすがに夫も焦って弁護士に相談しますが、分があるのは妻の方です。 離婚を承諾しない以上、夫婦のため扶養義務が発生します。
残念ながら夫の方は一旦妻に浮気を認めさせはしたもの、裁判に提出できるだけの証拠は持ち合わせていませんでした。このため妻側は不貞の事実を否認し、裁判所としても不貞を理由に離婚を認めることが出来ません。
結論とするとこの夫婦は夫の希望通り離婚が成立するのですが、離婚をするまでにとんでもない費用が発生しています。
男性は年間数百万円のコンピを払い続けていましたが、途中で裁判所の勧めで和解金を支払うことで話が付きました。
財産分与と合わせるととんでもない支払いだったそうです。
ちなみに和解がされなければ離婚が成立しませんので引き続きコンピを払い続けることになります。どっちにしろ地獄です。
なんか胸糞悪い事件ですが、これは男性でも起こりえますし、女性でも起こりえます。 そして、こうやってお金が取れるということがわかったら模倣する人も出てくるかもしれませんね。
ひょっとしたらこの話の女性も知っていて彼と結婚したのかもしれません。
※これは僕も知人から聞いた話です。専門家から見れば法律的に違うところはあるかもしれませんが大方は実際に起った話です、この手を使って大金を取ろうだなんて思う人が出てこないことを祈ります。
◆◆◆◆◆◆◆最後に◆◆◆◆◆◆◆◆
入会面談の予約空き状況はこちらです。
地方婚活者応援プランをはじめました。
会員の少ない地域に住んでいる人にはより低価格に婚活始めてもらいやすいようになっています。交際出来るまでは月会費1,000円です。
https://encourage-rural.studio.site/
関東、関西の都会の婚活者にはこちらのプラン。
https://encorage.work/417/
Twitterでも日々婚活についてつぶやいています。
最新の婚活界隈の情報が知りたい方は是非チェックしてください。
https://twitter.com/encorage_nagano
婚活に関する相談質問も匿名で出来ますよ。
https://peing.net/ja/encorage_nagano