彼がなかなかプロポーズをしてこないのはなぜ？

こんにちは。
長野市で結婚相談所En:courage(エンカレッジ)の代表をしている宮下です。

このブログは婚活中の皆さんが疑問に思うことや不安に思うことを解消してもらうために書いています。

本日のテーマは「彼がなかなかプロポーズをしてこないのはなぜ？」です。

この記事は音声でも配信しています。

↓stand.fmで聞く方はこちら↓

↓You Tubeで聞かれる方はこちら↓

彼がプロポーズしてこないのはなぜ？
人付き合いの変化　SVR理論
役割段階での問題点の解決方法

彼がプロポーズしてこないのはなぜ？

こういった質問が多いので、僕の考えを示しておこうと思います。

質問内容

私には付き合って5年の彼氏がいます。彼のことはすごく好きで価値観も合っていると思いますが、5年も付き合っているのに結婚の話は一切ありません。
先日親友が結婚するという報告を受けますます焦りとともに彼のことを信用できなくなりました。結婚してくれない人とは別れるべきでしょうか。

確かにグズグズして結婚を決めてくれない男性と付き合っていくのは不安ですし、別れて他の人を探すのも手ですね。
ただ、その前に一度お相手の男性と話し合ってからにしても遅くないかもしれません。

ちなみに、こういった相談が非常に多いので、これが最近の適齢期の男性の傾向なのだと思いました。
結論を言うと男性は結婚に対する「責任」を重く捉えています。

このように、長い間交際をしているのに一向に相手の男性がプロポーズをしてこないという話をよく聞きます。僕からして「長く付き合う」の定義は、学生でなく経済的に自立した状況で2年以上交際をした場合です。さすがにこれだけの期間お付き合いをして、かつ、経済的に自立をしているのであれば結婚を意識していないというのは女性に対して不義理だなぁと思います。

もちろん、事実婚を望むとか婚姻関係以外のパートナーを望む人も中にはいますが…そういったレアケースについては今回は考えません。

皆さんはピーターパン症候群という言葉をご存知でしょうか？
これはアメリカの心理学者のダン・カイリーさんという方が提唱したものなのですが、読んで字のごとく「すでに大人の年齢に達しているのに、精神的には子供のまま」という心理状態のことです。
無責任であったり、怒りっぽかったり、プライドが高かったりといった特徴があります。

このピーターパン症候群というのは近年男性を中心にじわじわと増えてきていると言われています。
いつまでも気楽で責任のない立場でいたいと考えるのがピーターパン症候群の特徴です。要は大人になりきれていないということです。

結婚について、彼が消極的であったり、明確な理由もなく先延ばしにするようでしたらこれを疑ってみるのもいいでしょう。

人付き合いの変化　SVR理論

結婚と恋愛は違うということはよく言われている事ですが、実際にどう違いがあるのでしょうか？
人が親密になる過程では、付き合いが長くなるにつれ、相手に求める物に変化が起こります。

この変化をSVR 理論と言います。人間の付き合いの段階をSVRの3段階に分けているんですね。

”S”
Stimulusの頭文字です。日本語で刺激を意味します。
出会った当初、相手の容姿や雰囲気が重要視され、その刺激を受けて惹かれていく段階ですね。

”V”
Valueの頭文字です。日本語では価値を意味します。
交際が進むにつれ、お互いの価値観や趣味が重要視されます。これが似ていることが重視されていく段階です。

”R”
Roleの頭文字です。日本語で役割を意味します。
結婚を考え始めると人間はお互いの役割について認識し始めます。例えば家事分担であったり収入を得るのは誰であったりということです。

男女の関係の場合、この刺激段階、価値段階、役割段階の変化に対応していかないといけません。普段モテる人が結婚となるとうまくいかない原因はこれです。
出会いの始めは見た目や雰囲気が合うことが必要ですが、その後は当初のフィーリングよりも価値観が重視され、結婚の段階に入ると価値観より役割が必要といった感じで、求められる変化に適応ができないからかもしれません。

多くの男性はこの役割の部分で、相手の人生やこれから生まれてくるであろう子供に対する責任を負うという役割に戸惑っているのだと思います。