善意があれば許されるというものではない

長野結婚相談所En:courage(エンカレッジ) 婚活講座

こんにちは。
長野市で結婚相談所En:courage(エンカレッジ)の代表をしている宮下です。

このブログは婚活中の皆さんが疑問に思うことや不安に思うことを解消してもらうために書いています。

本日のテーマは「善意があれば許されるというものではない」です。

 

 

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ウクライナに千羽鶴を送ろうとする人々

先日ニュースで見たのが、ウクライナ戦争の終結や平和を願ってウクライナに対して千羽鶴を折っている人たちがいるというものです。

個人的には自分のお金だし、自分の時間だし、折る分には勝手にやってもらって構わないんじゃないかなというのが僕の意見です。

ただ、そのニュースで度肝抜かれたのはその折った千羽鶴を現地に送ろうとしている人が現れたということです。

※この記事は4月19日に原稿を書いていてちょっとリリースに時間がかかっているので、もしかしたら周囲の批判で状況が変わっているかもしれません。

本当にこういったニュースってびっくりです。過去にも東日本大震災とかで現地に千羽鶴が送られたというニュースがありましたし。

まぁ、思っていることを言ってしまうと、千羽鶴もらっても邪魔だしいらないですよね。 そんなもの送られるんだったら食料とかもっと必要なものがあるでしょうって、僕は思ってしまいます。

今までも、自分の周りにそういったことを考えられない頭の悪い人はいなかったんですけれども、最近 Twitter で千羽鶴が炎上しているのを見て、本当にこういう人っているんだなぁと再認識させられました。

これに対してはいろんな人が批判しています。

僕もこの場を借りて強く批判したいと思うのですが、本当に日本人として恥ずかしいのでやめてください。

もらった側としてはすごく気分が悪くなります。自分たちが命がけで戦っている中で、支援と称してただ紙を折ったゴミを送りつけてくる人を良く思う人なんていないと思うんですよ。

この記事を読んでいる人の中で、鶴を折っている人がいらっしゃってたら気分が悪くなったと思います。ですが、どうぞ気分を悪くしてください。

誰も求めていない善意の押し付け

このように、受け取る側が求めてもいないのに単なる自己満足で相手に善意を押し付けてしまう人がいます。

これはさっき言った千羽鶴の話もそうですが、他にもたくさんこういった事例はあります。

今回このように善意の押し付けをやめようよと思ったのは、千羽鶴はきっかけですが、この他にもたくさん善意の押し付けがあります。

勿論婚活でもそれは例外では無いですし、こういった人に絡まれて嫌な思いをした人も結構多いです。それにより交際に進めなかった人や、交際終了してしまった人もいます。 なので、みんなで気をつけようねということでこの記事を作りました。

上から目線の教え魔

誰も求めていない善意の押し付けまず一つ目は上から目線の教え魔です。

例えば Twitter とかで婚活をしていると、頼んでもいないのに結婚相談所のアカウントとか、婚活コンサルを名乗るアカウントとか、マッチングアプリのコンサルを名乗るアカウントに絡まれることがあるかなと思います。

何か呟くたびに「ここは〇〇した方がいいですよ」とか、そういったリプライが飛んで来ますよね。

正直「自分のやり方があるから放っておいて」と思う方の方が大半だと思います。

本当に困ったら頼るんでほっといてくださいよ」っていう感じだと思います。

僕も開業したての頃はやってしまっていましたが、ふと我に返りこういったアドバイス行為をやめました。 だって、求められていませんしね。

君の話は間違っているという教え魔

誰も求めていない善意の押し付け二つ目は君の話は間違っているという教え魔です。

これはよく僕も受けます。こういった配信をしていると必ずと言っていいほど出てきます。

あなたの発信内容は間違ってますよ」と、ただ言わせてもらうと僕が今発信してる内容は、自分が仕事をしている上で経験したことをみんなにシェアしたり、文献を読んで自分の中で納得できたことを皆さんにシェアしています。

なので僕の想像だとか作り話で話をしているわけではないんですよね…

もちろん、こうなるだろうっていう想像であったり、自分の感想を言っている場面もありますけど、そういった場合は必ずそのことをお伝えした上で話をしています。

残念ながら、彼らが言うように僕が間違っているというわけではなく、彼らと僕の意見が違っただけなわけですね。

自分の意見が正しいと信じて疑わない人は、自分の持っている正解を押しつけてきます。 これってモラハラになりやすい気質なので、ご自身で注意した方が良いかと思います。

〇〇警察

誰も求めていない全員の押し付け三つ目は〇〇警察です。

例えば、最近だと出てくるのがコロナ警察です。マスクをしていない人を見るとみんなで寄ってたかって叩くとか、自粛をしていない飲食店を見つけてお店の名前を晒してみんなで叩く、ということをしている人たちです。

もう一つあるのが監視警察ですね。

例えば、警察官の方とか消防隊員の方とかがコンビニに立ち寄って食事を買っている姿を見て「仕事をサボっている」と通報するような人たちです。

または、飲食店などのお店のスタッフさんが、水分補給のために水を飲んでる所を見つけて「あいつは仕事をサボっている」と叩くことです。

相手は人間で、水も飲めば食事もします。自分だって仕事中に喉の乾きを潤すだろうし、休憩中にコンビニに寄ることもあるでしょう。 なのに相手の事情を推察することが出来ないのです。

善意があれば許されるというものではない

善意の押し付けをする人の心理

今まで挙げた、誰も求めていない善意の押し付けをする人達ですが、別にこの人たちは悪い人ではないです。
多分相手に迷惑かけてやろうというつもりで、悪意があってやっているわけではないっていうのはよく分かります。千羽鶴もそうです。

何かしら「こうだったらいいな」っていう理想があって、その理想を目指して行動しているようです。

ただ、そこに相手を考える想像力がないわけです。

婚活をしている人達でも、こういった方々に辟易としている人もいるんじゃないでしょうか?

例えば、あなたが三十歳で独身の会社員だったとします。

相手がいないのはかわいそう」と、頼んでもいないのに周囲の人が誰かを紹介してあげるよと近寄って来ることもあるでしょう。
そんなんだから結婚できないんだよ」って自己流の恋愛テクニックを披露される場面もあるでしょう。

ただ、本当にそれをあなたが望んでいるかどうかは、彼らにとっては関係が無いことなんです。

あなたは一人が楽であったり、もしかしたら黙っているだけで恋人がいるかもしれません。

傍から見て不憫に思えたとしても、当の本人はそうは思っていないっていうパターンがよくあります。 多分、婚活している皆さんだってこういう状況に陥って同じことを考えたことがあるのではないでしょうか?

自分たち婚活業者側も気をつけなければいけない

これについては僕たちも注意したいなと思っています。

例えば、「婚活を始めたい」ってつぶやくアカウントがあったとしたら、結婚相談所なり婚活コンサルタントなりを名乗る人がそのアカウントに群がるわけですよね。

〇〇した方がいいですよー」とか「うちの相談所だと料金はいくらですよー」って感じです。

僕は基本的に相談をされるまでは、こういったアドバイス型の絡みはしないように心がけています。
過去に営業と称してそういったことをしてしまったことがあるのでこれは自分に対する反省でもあります。みなさんがよく言うクソバイスってやつですね。

今だって自分がちゃんとそれをできているか結構気をつけています。

ですので、他の婚活業者の皆さんにも注意してもらいたいなと思っています。

婚活中の相手へのアドバイスも気をつけて

そして、これは婚活中の人も同様です。

特に婚活中でも、婚活者同士でそういった求められていないアドバイスをする方がいます。それが原因でお見合いのお断りだとか交際の解消につながってしまうケースもよくあります。

例えば、お見合い中に「そういった考え方だと婚活は厳しいんじゃないでしょうか」とか「そのお仕事はずっと続けられるんですか?将来性とか大丈夫ですか」とかそういった質問ですね。

こういう余計なおせっかいでお相手から断られてしまう人もたまにいます。

特に僕らが取り扱っている恋愛とか、婚活っていうものは正直誰にも語れるものです。
みんな経験があるし、ただ一つの正解っていうものがないので、間違ってるだとか合ってるだとか判断ができません。だからみんな言いたくなってしまうんです。

ただ僕たちがやっているのは自分の理論を教えるのが仕事ではありません。

カウンセラーって肩書がつく人がいるくらいなので、僕たちが会員さんに対してやる事っていうのは、カウンセリングがメインです。

話を聞いて楽にさせてあげるだとか、背中を押してあげたほうが良いところは押すとか、そういったサポートです。 話をしている中で本人も考えたこともなかったような気付きのお手伝いだってします。

決して「こうしなさい」って自分の考えを押し付けるものではありません。 あくまでも決定するのは会員さんであるというところは、僕たち結婚相談所側も忘れてはいけないことだと思っています。

よくアドバイスをして嫌われてしまう人というのは、この決定する部分を相手に委ねるのではなくて相手に押し付けてしまっているという人が多いです。

押し付けない善意が本当の善意

本当の善意とはいったい何でしょうか?

それは相手の意見を尊重することです。それと同時に、相手に対して自分が持っている知識をひけらかすことではありません。あなたの承認欲求を満たしたいために行うアドバイス等の善意はただの押し付けです。

取るべき姿勢は相手から求められるまでは待つということです。 「困ったら言ってね」と声をかけて困った時に頼れる関係を作ることです。

無理やり動かすのではなく相手の意思に任せることが大切です。

なんか、今日は自分への反省みたいな話になってしまいました。 これ、婚活者のためになったかなぁ?

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