田舎で結婚したら住む場所はどうすれば?

婚活講座

こんにちは。
長野市で結婚相談所En:courage(エンカレッジ)の代表をしている宮下です。

このブログは婚活中の皆さんが疑問に思うことや不安に思うことを解消してもらうために書いています。

本日のテーマは「田舎で結婚したら住む場所はどうすれば?」です。

 

 

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田舎で結婚したら住む場所はどうすれば?

婚活をしていたら考えなければいけないのは住む場所ですよね。 先日住む場所についてもよく考えてねという発信をしていましたが、そう言えばあの内容は都会のことだったなぁということに気がつきました。

ということで今回は田舎で結婚したら住む場所はどうすれば?ということでお話していきます。

正直東京や大阪等の都会であれば実は住むところはあまり関係無いんですよね。 そりゃ、マウントの取り合いだとか職場から遠いだとかはありますけど、別にそこまで不便なことにはならないですよね。 電車もバスもありますし、商業施設もそれなりにある。歳を取ったって別にそれなりに暮らしていけるわけです。

田舎に迫る危機

鉄道廃線で考える地方の負の連鎖

ですが、地方はそうは行きません。 僕は長野県民なので、このことに関する危機感は多分都会に住んでいる人の比では無いと思います。

そして、先日MBSのニュースを見ていてこの事を痛感しました。

「無くしてしまったらもう終わり」6.2億円の赤字で『JR廃線の危機』町長や町民らが「困惑」32年前に廃線の町ではバスも存続危機で『負の連鎖』 | 特集 | MBSニュース
 JR西日本は4月に「1日の利用客が1kmあたり2000人未満の路線」を発表。17路線30区間が赤字路線として初めて公表されました。取材班は、年間6億2000万円の赤字(2018~2020年度平均)が出ているJR姫新線の上月-播磨新宮間に注目して取材しました。JR上月駅がある兵庫県佐用町では、これまで町として駅舎の整備...

どんなニュースだったかと言うと、JR西日本が関西圏にある路線のうち17路線30区間について赤字の路線であるということを発表したそうです。 具体的には1日の利用客が2000人未満の路線です。

つまりこれがどういうことかというと、赤字路線を発表したということは近い将来その路線を廃線にするかもということですね。
いくら民営化したとは言えJRも営利企業であるためにこれが現実となっても仕方のない決断だと思います。
何なら今現在はこの赤字路線を維持するために大阪等の都市圏の列車の本数を減らしているくらいですので、これが維持できなくなったら廃線です。

これ自体は寂しい話ですが、僕はニュースの中で住民へのインタビューをみて少し呆れてしまいました。

何も考えていない人
何も考えていない人

学校があるでしょう、その子らの足はどうなるのかなと思って。(廃線は)死活問題になると思いますわ

何も考えていない人
何も考えていない人

地元としては大変困りますね。姫路とかに出るのにどうしてもこれ以上不便になってくるし、まして廃線となると大変なことになりますね

気の毒だとは思いますが、自分たちのことばっかりなわけですね。

終いには和歌山県知事まで出てきて、

儲かるところはそのままにして儲からないところは切り捨てていくといったら、それはちょっとおかしいのではないかということは言えると思います

なんて言っている始末なんです。

住んでいる場所が悪いとまでは言いませんが、だんだんこの土地が寂れていくのなんて分かっていただろう? 子供が減っていって利用者が減るのなんてもう何十年も前から分かっていただろう?

なぜ足腰が立たなくなって自分が免許を返納してから市街地とか都市部に移住しなかったんだ?と、僕は思うわけです。
挙句の果てに孫の代までこんな田舎に住まわせて。 困ったら「社会が悪い」と言うのはいただけないです。

鉄道だけではない地方の衰退

最近のニュースでたまたま鉄道の話があったので鉄道の話題となりましたが、地方においては問題なのは鉄道だけではありません。

道路の整備も地方の自治体では追いつかなくなっていきます。
都市部の道路を整備するのと、田舎の個人宅前の市道を整備するのでは費用は変わらない割に恩恵にあづかれる方の人数も全然違います。
ここまで個人のために整備をしていいのかという話もあります。

学校だってそうですよね。 僕も長野市に住んでいますが、ちょっと車で20分位外れた場所に行けば1学年10人位で廃校寸前の小学校だってあります。
だけど校舎は昭和の1学年60人がいた頃の建物なので維持費がとんでもない
ことになっています。

水道だってそう、電気だってそう、救急消防だってそうです。 何万人の生活を維持するのと千人そこそこの集落を維持するのとで同じ整備コストがかかっているのが日本の地方に起こっていることです。

コンパクトシティー化を進めないと地方は生活を維持できない

多分地方の方で結婚する人は親からは絶対にこう言われると思います。

同居はしなくてもいいからせめて近所に住んで
先祖代々の土地があるから守って欲しい
余っている土地が有るから安く家が建てられる

こういった話をされるかと思います。

こういった話をされた場合は皆さんよく考えて住む場所を決めたほうが良いですよ。 僕が先程言ったような田舎の典型のような場所であれば避けたほうが無難です。

恐らくですが、地方の過疎地から手を引くのはJR等の民間企業だけでは無いと思います。
行政も手を引きます。 救急車とか急いで呼んだところで到着に1時間以上かかる場所とかザラに出てくると思いますよ。

もうこれ、田舎に住むのみんなでやめませんか?って話なんです。 なにもみんなで東京に住みましょうと言っているわけではありません。
ちょっと車で山から降りれば市街地が有るんだからそこに住みましょうよということなんです。

田舎をテコ入れして維持して活性化させていこうという考え方ではなく、栄えた場所を作っておくからみんなここに住んでくれっていう考え方に国も自治体も舵を切っているんです。

これがコンパクトシティーという考え方です。

だからもしみなさんが親に「近くに住んでくれ」とか「同居をしてくれ」と言われたら、「じゃあ市街地だったら良いからそっちが引っ越してきてくれ」と要求すべきなんですよ。

でないと、今は親は足腰立つし、運転もできるので郊外に住んでいても問題が無いです。
しかし年月が経って、免許も返納してってなった後どうなりますか?毎度なにかある度にあなたが介護しなければいけないんですよ。

ちょっと話は逸れますが、「介護施設に入れればいいじゃん」と思った方いますよね?
甘いですよ。老人ホームは法改正によって、入居者できる人の条件は「要介護者3」以上になりました。 そして、老人ホームは、申し込み順にかかわらず、介護度合いや介護者の有無などが点数化されて入居の優先度が決まるため、いつ入居できるか分かりません
ちなみに「要介護者3」ってどんなレベルかって言うと…「トイレや入浴、着替えが一人で出来ない」「自分で立ち上がって歩行できない」レベルの事です。
ここまで衰えるまでは家族が面倒を見なければいけません。

こんな状態の人を仕事も有るのに郊外から市内の病院まで連れて行くんですよ。
心配だから毎日のように様子を見に行くんですよ。

これ、想像しただけでも厳しいですよ。

ちょっと想像するだけでも地獄なのがわかるでしょう?

であれば少しでも市街地に近いところに住んだほうがまだ楽じゃないですか?

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