こんにちは。
長野市で結婚相談所En:courage(エンカレッジ)の代表をしている宮下です。
このブログは婚活中の皆さんが疑問に思うことや不安に思うことを解消してもらうために書いています。
本日のテーマは「会員に見せてもらって知ったマッチングアプリ婚活の困難さ」です。
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マッチングアプリは真面目な婚活に向いていない
マッチングアプリの実態を知りたいなぁとずっと思っていました。 だって婚活業界にいるのにマッチングアプリを知らないというのはまずいじゃないですか？
ただ、僕は結婚していますので、マッチングアプリは使えないんですね。 このため、この業界では競合の分析っていうのはなかなかしずらい側面があります。
そうなると、他社の話とか他の婚活サービスっていうのは自分で使えない分、会員さんに頼んで教えてもらうしか無いんですね。
そんなこんなでこの度、会員にマッチングアプリの画面を見せてもらいました。 これを見ているとまぁ、マッチングアプリは真面目な婚活に向いていないって言われる理由が分かりましたね。 そして多くの人が婚活に苦戦している理由が分かりました。
なぜならプロフィールが盛り放題なんです。
プロフィールでどんなところが盛られているか？
男性：年収、写真、学歴、体型、独身、職業
女性：写真、年収、体型
まぁそうですよね。基本的に証明書の提出が無くても使えちゃいますので、調べようがありませんもんね。 もちろん年齢確認のために身分証は必須ですが、その他の収入とか独身の証明は必須ではないみたいです。
つまり保証されているのは、この登録者が実在の人物であるかのみですね。
アプリによっては各種証明書提出があった人は「提出済み」のマークが付くみたいです。 僕も見せてもらいましたが、基本的に証明書を提出している人の割合は少ないなぁと言うのが印象です。
さすがに僕ら業者が見たらプロフィールの嘘はすぐに分かる
ざっとプロフィールを見させてもらったのですが…
さすがに僕ら業者が見たらプロフィールの嘘はすぐに分かります。
だって、普通の人間が登録しているんです。 そんな実生活とかけ離れたプロフィールが登録されていればおかしいって思いますもん。
そして1つずつプロフィールの内容をチェックしていきました。
写真
まずは写真を見ました。
写真加工アプリを使っているのは当たり前だし、猫耳加工とかひげ加工、美肌加工をやっている人もいました。
酷いなと思ったのは、顔だけぼやけた写真だったり、顔の一部だけ隠している写真。
もう、やりたい放題ですね。
こんなに加工ばかりされたら写真は信用できないです。
写真を加工しているということはそれ以外のプロフィールの項目も盛っていると思われても仕方ないですよね。
そうは言っても、真面目に加工無しで登録している人もいます。 ただ、そういう人の中には見た目に気を使っていない分、写真も適当な人もいましたので、逆に悪目立ちしてしまうんですよね。
年収
次に年収なんですけど、先に予備知識としてマッチングアプリをやる年代は20代後半〜30代前半が多いんですよ。 その年代の男性の年収の中央値を調べてみました。
中央値
集めたデータを並べていって真ん中の順位になる値のことです。 平均の場合、例えば1億円の人が1人でもいると平均て上がってしまうんですけど、中央値で見ているとそういう極端な値を考えなくて良くなります。
そして肝心の中央値なのですが…
20代後半の年収の中央値：342万円
30代前半の年収の中央値：390万円
このように、まず実世界では半分の人が400万円すら超えていないのに、年収500万超えの男性が結構いるんですよ。
ちゃんと数えたわけではないのですが、肌感覚で結婚相談所にいる高年収男性よりも明らかに多いんですよね。
ちなみに、このアプリを見せてもらった後家に帰ってから、ホンカツというサイトで集計したマッチングアプリの登録者の平均年収は438〜588万円でした。
ここだけ国が違うか時空でも歪んでいるか？
ちなみに結婚相談所は入会金で高いところは10万円以上取るし、成婚料も10万円以上取ります。
このため、出会いにお金を出せる人が多いので登録している会員の年収が高い傾向にあります。
それでも結婚相談所の会員のボリュームゾーンは400万円のため、アプリはかなり盛っているんだろうなぁと予想されます。
独身
そもそも、マッチングアプリは既婚者が混ざると言われています。
なぜなら、結婚相談所では普通にある、独身をチェックする仕組みが無いから。
ちなみに、独身証明書の提出をするアプリもあるとのことですが、独身証明書って、結婚する前に取っておけばしばらく使い回せますので、いくらでも悪用は出来てしまいます。
まぁ、普通の人はそんなことは知らないので、基本的に独身証明書を提出している人は既婚者ではないと思っていただいて差し支え無いと思います。 ただ、その独身証明書ですが一部のアプリを除いては、提出が任意で全員が出しているわけではありません。
もっと言うと。独身証明書が必要なアプリは女性にも月額料金がかかるため、女性が集まらない傾向にあり、なかなか男性の数も集まらない傾向にあります。
職業
とにかく医者、経営者、商社の人が多いです。
少し前にTwitterでバズっていましたが、マッチングアプリに登録されている医者の数が、厚生省に登録されている医者の数を上回っていたとのこと…
そりゃそうだよね…結婚相談所でだってなかなかいないのに、あんなにいるわけないもん…
なんで男性はこんな見え見えな嘘つくのか？
それは、遊び目的の男性はこういった所でバレても痛くも痒くも無いからです。
たとえあなたにバレたとしても他の人が引っかかってくれるから良いのです。こういうのに引っかかる頭の悪い女性だけを狙っているのが彼らなのです。
だって、疑うこと無く付いてくれば頭の悪いことも確定しているし、あわよくばその先もあるって思えるしね… 遊びにはもってこいなんですよ。
このように、一部のユーザーが嘘を書くと、正直に書いているユーザーが埋もれ、検索に引っかかりません。 これでは男性も女性も結婚相手を探すのに苦労してしまいますよね…
そうは言ってもマッチングアプリで真剣にお付き合いをして結婚したカップルも沢山います。 結局そういうカップルは嘘のプロフィールに騙されず、地に足を付けて相手探しをした結果だと思います。
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