こんにちは。
長野市で結婚相談所En:courage(エンカレッジ)の代表をしている宮下です。
このブログは婚活中の皆さんが疑問に思うことや不安に思うことを解消してもらうために書いています。
本日のテーマは「よく考えておこう!専業主婦になるリスク」です。
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先日入会希望者の面談をしていたのですが、専業主婦を希望される方でした。 他社と比較検討をされていたので入会はされなかったのですが、個人的にはホッとしました。
なぜなら、個人的な話となりますが専業主婦希望の方を成婚させるのは難しくてプレッシャーなのであまり受けたくないというのが本音です。
今から大分暗い話をします。
婚活で専業主婦を希望すると選ばれないリスク
別に専業主婦が悪いというわけではありませんが、今のご時世で専業主婦として女性を迎え入れようとする男性は少ないです。
余程収入に余裕のある男性であれば別ですが、そういった男性は結婚相談所で相手を探しません。 自分で出会った女性の中で容姿が良くて飾っておきたいような女性を捕まえる事が多いです。
一方で普通の収入の男性からすると、会う前から専業主婦を希望されることに違和感なんですね。 子供が出来たら一旦休職しようというのは理解できるのですが、「結婚して仕事を辞める?一体何で?」というのが男性の思考回路です。 昭和の親世代なら理解はされますが、現代は時短家電も発達しましたし家事分担をするつもりの男性が多数ですし、家事だけであれば1日もかかりません。
現にあなただって今仕事しながら家事出来ているじゃないですか?共働き共家事でできると思うんですよ。
反発を買いそうな事を言っていますが、まずは世間の男性はこのように考えていて、婚活においては専業主婦希望はリスクだよということは知っておいてください。
専業主婦になってはいけない理由
さて、婚活で専業主婦を希望するとリスクが高いという話をしました。更に僕は専業主婦になること自体がリスクであると考えています。 これは結婚を考えているあなたに発生するリスクです。
ネットで多数言われている「専業主婦は甘え」という理由で働きなさいと言っているわけでは無いということは断っておきます。
では、なぜ専業主婦になるとリスクが伴うのでしょうか?これは今の時代背景も大きく影響しています。まずは昔と今は違うと言うことを理解しましょう。
今から専業主婦になってはいけない理由を5つ説明していきます。
- 選択肢が無い
- 夫が転職しずらい
- 夫がリストラされた場合
- 夫が病気になったらどうする?
- 夫が亡くなったら?
では1つずつ説明していきます。
選択肢が無い
現在、日本の離婚件数は年間20万組程度で推移しています。 離婚理由は様々ですが、性格が合わないとか生活費を渡さない、DVなどが上位にランクインしています。
この事実を見てあなたは同じことを配偶者にされたら黙っていられますか? 性格が合わないのは仕方が無いとして、生活費をもらえなかったり、DVをされたり、不倫をされたしして、黙って許せますか?
離婚を考えますよね?
しかし、離婚を考えたとき、専業主婦になってしまっていると、女性は金銭的に余裕がなく、離婚したくても離婚に踏み切れないという状況に陥りやすいです。
性格や価値観の違いであれば、双方の話し合いで折り合いを付けたり、努力によって結婚生活を続けていくことは可能です(大体は冷めきってしまいますが)。 しかし、不倫やDVをされてしまえば、これはもう一緒に暮らしていくのは困難です。
多くの女性が「離婚した方が良いのはわかっているけれど、お金がないから離婚ができない」と、泣きを見ることになってしまいかねません。
「慰謝料を貰えばいいじゃん」と思うかもしれません。 よく理解されていない方がいるのですが、男性側に否がない場合(証拠が無い場合)は慰謝料は取れません。 そして取れたとしても離婚時の慰謝料の相場をご存知でしょうか?50万〜300万円ほどです。
芸能人の離婚の時に報道される慰謝料はマスコミの嘘です。 たいていは数百万円の慰謝料を払い、和解金や解決金として何千万も払っていますので、一般の私達には適用されません。
とてもでは有りませんが、職歴にブランクが有る女性がそれだけのお金で暮らしていくのは厳しいです。
夫が転職しずらい
夫と仲良く暮らせていたとしてもリスクはまだまだ潜んでいます。
近年はブラック企業などという言葉を聞きますよね。 ブラック企業などは他人事ではなくあなたの将来の夫にも襲いかかる可能性だってあります。 あの一部上場企業の電通であったり、三菱電機が相当なブラック労働を強いて従業員を自殺まで追いやるのが現代です。
コンプライアンスがしっかりしているという上場企業ですらこの有様ですので、あなたの将来の夫の会社だっていつ社員にブラック労働を強いるかなど分かりません。
仮に、夫がこの会社で働くことが難しいと感じて転職を考えたとしましょう。 妻であるあなたが専業主婦の場合、「今より給料が減ったらどうやって生活しよう?」「もし自分が転職に失敗したらどうやって生活しよう?」という心配から、夫が転職しづらい状況になってしまいます。
すると、仕事のストレスで夫はうつ病になったりして、会社を休職または退職せざるをえない状況になり、一家の収入が絶たれる危険性があります。 ストレスの多い職場であれば、夫にはより良い職場環境で働いてもらうことが最善で、潰れてしまうの前に転職を考えるべきと思います。 しかし、妻が専業主婦の場合、転職を簡単に決断できない方もいるのです。
よく、「主婦は逃げることが出来ないが、仕事は逃げることができる」という事を言われる方がいますが、生活がかかっていればどちらの状況も逃げられないですよ。
夫がリストラされた場合
ご存知とは思いますが、日本は大変な不景気です。 バブルが弾けて以降株価は当時の水準に戻りませんし、もう何十年も日本の平均年収は上がっていません。
この時代にトヨタや日立のような大会社のトップが「終身雇用を維持できない」と発言したり、社員の副業を勧めています。 これは裏を返すと、「定年まで働かせることは出来ないし、今までの水準の給料は払えないので自分で稼ぐ力を身に付けて」と言っています。
要するにリストラの前段階に入ったと言えます。
大手だってこうなのですから、その辺の中小企業などはひとたまりもありません。
倒産の危機が訪れると、企業としては人件費を減らすため、リストラを決行する可能性があります。
若い人から切られるとは限りません。 給料の高い油の乗った社員から切っていくのが通例です。 子供が成長して、大学等でお金が必要になる時期がちょうどその時期となります。
共働きであれば、夫婦どちらかがリストラ対象とされたとしても、片方の給料で、次の働き口が見つかるまではなんとか耐えることができるかもしれません。
しかし、専業主婦の場合どうでしょう?夫がリストラされた場合、収入は一気に0になります。
夫が病気になったら
先程うつ病の話をしましたが、夫が他の病気になったり怪我をして働けなくなってしまうこともあります。
サラリーマンの場合、良い会社であれば傷病手当金などが出てなんとか生活の維持は可能ですが、それでも大幅な収入ダウンとなるでしょう。 その他にも色々と救済する制度が国にもありますが、覚えておいてほしいのはその救済は一時的なものです。
傷病手当金は最長でも1年半です。
その間に治ればいいですが、仕事が出来ないことで会社会社をクビになってしまうことだって十分に考えられます。
夫が亡くなったら
病気になってしまい治らず亡くなってしまったらどうなるでしょう。
死別の場合は遺族基礎年金や遺族厚生年金が出ることは出ます。 ただ、遺族年金には支給要件があることを忘れてはいけません。
例えば、遺族基礎年金は18歳以下の子どもがいないと支給対象外です。子供が小さいうちは夫も若いので体も健康で過ごせます。 しかし、35歳で子供が生まれたとして、18歳になるのが夫が53歳の時です。 どうですか?大体体調を崩すのってこれ以降ですし、日本の年代別の死者数も50歳を過ぎてから跳ね上がっています。 子供が大きくなっていれば下手をするともらえません。
それより若くして死んでしまった場合、子どもがいなくても遺族厚生年金 が支給されますが、受給者の年齢が30歳未満だと給付期間は5年のみとなります。
つまり、それ以降を働かずに食いつなぐことは出来ません。
また、亡くなってしまった場合は生命保険に入っていれば保険金を受け取ることが出来ます。
ちなみに皆さん保険金の受取額の平均って知っていますか?1866万円です。 どうですか?60歳で亡くなってしまったのであれば年金ももらえますのでなんとか生活が出来ますが、40歳とかで子供がいたらこの金額で賄うことはかなり厳しいかと思います。
こうなってしまったらどうする?
なんか暗い話をしてしまってすみません。 ただ、これって現実にある話なんですよね。
死別の場合は世の中には遺族年金のように未亡人を救済する制度がありますし、生命保険だってありますのでまだ救いはあるかと思います。 ただ、国としてその制度を維持する体力があるかはよく考えておきましょう。
問題は離婚をしたり、病気夫が病気になってしまったり、リストラに遭ったときですね。
そうなったらさっさとそんな男を捨てて収入のある男性を捕まえますか?
今初婚の婚活に苦労しているあなたが、バツ1になってそんな都合のいい相手がすぐに見つかると思いますか? 今だって婚活にお金がかかっているのに収入源が絶たれたその時だってお金が必要になります。
そして「夫に何かがあったらその時はその時。自分で働く」という方もいますが、世の中って結構残酷です。いくら職歴があったとしても前職から数年でも空いてしまった場合の再就職はかなり厳しいです。 最近の有効求人倍率は1倍を切っていませんので選ばなければ仕事はありますが、時間の融通がきいたり、体力を消耗しないホワイトカラーの仕事というのはそう簡単には見つかりません。
色々言ってしまいましたが、別に僕は専業主婦が駄目と言っているわけではありません。 人生で何かあったときのリスクヘッジが無いと一気に転落しまします。
金銭面で誰かに委ねる人生か、お互いに支え合っていく人生か、どの生き方が正しいとは思いませんが、思惑通りにいかないのが人生です。よく考えて人生設計をしましょう。
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