宮下 宏光

1人で働いて1人で食えるのがやっとの時代であれば、「収入の低い人と結婚するのは嫌」といって、ジリ貧の生活をしていくくらいなら、2人で稼いで家賃や生活コストを共有するほうが今よりはるかに生活は豊かになると思いますし、1人で生きるよりは幸せだと思います。

妥協ができない子供ではなくて、実は自分が妥協しているという事実を知らないだけだと思いますので、一度その事実を踏まえたうえでもう一度この問題を考えてみればいいのかなと思います。 そして、別に妥協をしろとも思いませんし、妥協は悪いことだとも思いません。 今現在妥協して生きていたとしてもそこに納得できているのであれば悪い人生では無いのではないでしょうか？

「できたら別居」などと考えてはダメです。意思が弱いと確実に相手に押し切られます。僕の今までの経験と、これまで結婚してきたカップルを見ていて出た答えは「相手の家族との同居は本当にダメ」です。 ギリギリセーフは同じ敷地内に家を立てるくらいです。それも2世帯住宅ではなく建物は別で、お互いに家の鍵を渡さない。

もし、共働き共家事をやらなきゃいけないと思っているのであれば、女性も男性と同じ0〜50%の間でやらないと、体力的に破綻してしまいます。 家事の負担割合はお互いのMAXが50%のところから始めます。当然仕事が忙しくなってきたり、体がしんどくなってくると30%しかできないことが出てくる。 そこからは夫婦で話し合いですね。残りの20%をどうするか？

時折入会希望者で現れる、格差婚を狙って来られる方は良く考えて入会されたほうがいいかと思います。 結婚相談所は人柄からではなく条件で合う合わないを決めますので、格差婚が非常に起こりにくい環境だということを理解頂いたほうがいいと思います。 「条件なんかどうでも良くて好きだからこの人と結婚する」というのは起こりにくいということです。 僕も入会面談ではそういった結婚であれば、あまりおすすめしないですとお話しています。

難易度が一番高いのが23歳〜40歳です。 この年代は自分の土台が徐々にでき始めてくる年代です。 だけどそれは完璧では無くて、その土台はまだ伸び続けるかもしれないですし、そこで成長が止まってしまうかもしれません。 なので、結婚って自分の欠けたところを補ってくれればそれでいいのに、更に伸ばそうと思って「もっと良い人がいるかもしれない」と求めてしまう。

何故僕が相手に「期待するな」というのか？ それは、夫婦やカップルの揉め事のほとんどが余計な期待によるものだからです。 「これくらい言わなくてもやっておいてくれるはず」「これくらい言わなくても分かっていてくれるはず」とお互いに相手に期待してしまうところからすれ違いは始まります。

正しいことにお金を使ったら、お金が増えますし、婚活もサクッと終わって結果的に無駄なお金を使わずに済むんです。 得られる利益を考えずに、すぐに「節約しなきゃ」と考えてしまう人は一生豊かになどなれません。お金を使って欲しいものを手に入れるか？お金を節約して何も得られないか？どちらが豊かになるかは分かるはずだし、どちらの男性が選ばれるかは一目瞭然でしょう。

女性的な顔をしている男性はそれだけで内面も女性的で優しくて思いやりに溢れていて面倒見がいいといったプラスの評価を受けられます。 女性的な顔を気にして女の子みたいで自分の顔が嫌だと感じている男性もいるかもしれません。しかし、そういう人は女性に警戒されにくいという利点もありますので実はものすごく得をしていると考えましょう。

男性と女性でお互いに自信が無いのが今の状況です。 メッセージでのコミュニケーションに慣れた世代にとっては、初対面で面と向かってお互いを評価し合い、今後の交際を続けるか決めようという結婚相談所は残酷な場なのかもしれません。