【お見合いは時代遅れ!?】実は一周回って最先端の出会いになりつつある

婚活講座

こんにちは。
長野市で結婚相談所En:courage(エンカレッジ)の代表をしている宮下です。

このブログは婚活中の皆さんが疑問に思うことや不安に思うことを解消してもらうために書いています。

親があんまりにもうるさいので結婚相談所でお見合いすることにしました。
正直、今どきお見合いなんてどうなのって感じです。
普通に出会った人と恋愛して結婚したいのに恥ずかしくて友達にも話せないです。

まぁ、いますよね。こういった考えの人。
ですが、今やお見合いで結婚する人の割合って実は増えているんです。
今日は「近い将来、お見合いで出会った男女が結婚するのがスタンダードになる」というお話をしたいと思います。

もちろん色々な意見はありますし、僕が結婚相談所の代表であるということを分かったうえでちょっとした読み物として捉えていただけるとありがたいです。

この記事を読むと

  • お見合い結婚が今後伸びる理由が分かる
  • 恋愛結婚だと離婚率が高いことが分かる
  • 結婚相談所の会員は素性がしっかりしているということが分かる
  • 実はお見合いは1周回って最先端の出会い方だと分かる

 

昔はお見合い結婚が7割だった

まずは人口問題研究所の資料を見てくださいね。

出典:http://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou15/gaiyou15html/NFS15G_html06.html

僕らの祖父母世代はお見合い結婚が7割だった。

この資料を見てもらって分かるのは1940年代の僕らの祖父母世代はお見合い結婚の割合は70%近くで恋愛結婚は10%程度でした。

まさに、親や周囲に決められた結婚をさせられていたわけですね。

恋愛結婚をしようものなら、ひょっとしたら駆け落ちするくらいの勢いが必要であったのかもしれません。

 

僕らの親世代くらいから恋愛結婚

そして時代は進み、僕らの親世代である1980年代では恋愛結婚率が70%、お見合い結婚率は20%台と祖父母世代から比べて比率が逆転しています。

皆さんの両親では殆どの方が恋愛結婚をされている方が多いのではないでしょうか。

 

僕ら世代はお見合いは1割を切りほとんどが恋愛結婚

更に僕らの世代になりますと、お見合い結婚で結ばれたカップルは5%とほぼ絶滅危惧種
周りは恋愛で埋め尽くされています。

こういった事情を考えると、みなさんがお見合いを避けたい理由が何となく分かります。
だって、みんなと一緒じゃないですからね。

しかし、見てほしいのですが、お見合い結婚の比率は00年代10年代と5%近辺を推移しており、下げ止まっていることが分かります。

ある一定の層には未だにお見合いが支持されているのか?
それとも、結婚できない男女の最後の砦として残っているのか?

このどちらかなのでしょうか?

 

お見合い結婚が増えているって本当?

お見合い結婚が増えている

出典:http://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou15/gaiyou15html/NFS15G_html06.html

先程の人口問題研究所のグラフを見ているとお見合い結婚の割合って2010年5.3%に2015年5.5%となっております。微増とはいえ、これでは増えているとは言えませんよね。

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000456.000007950.html

ただ、IBJの資料を見ていただきたいのですが、2015年に成婚カップル4,336組であったのが、2020年には8,258組となっています。
これだけ婚姻率が右肩下がりの中でお見合い結婚するカップルの数が5年で2倍まで増えているのが現状です。
多分IBJ以外の協会、連盟でも今同じことが起きていると推測できます。

理由は以下に述べますが、お見合い結婚は今後更に増えるだろうと私は予想しています。

 

何でお見合い結婚が増えている?

お見合いの減少によって離婚件数が増える

ここからは私の考察だけになってしまいますがお付き合いください。

まず、先程の人口問題研究所のデータと厚労省が出している離婚件数のデータを見てください。

気づきませんか?
お見合い結婚の割合が50%を切った1960年代から一気に離婚件数が増えているんです。

これには女性の社会進出が促進されて経済力を持ったため、1人で生きていける女性が増えたのも要因とは思いますが、僕はお見合い結婚が減ったのが原因だと思っています。

なぜなら年収、家族構成、持病等、お見合いであればある程度知ってから交際をスタートできますよね?
まずは、「この人とであれば結婚生活ができそう」という判断を行った上で、出会ってデートを重ねて結婚することができたんです。

一方恋愛結婚ではどうでしょう?
「恋は盲目」という言葉がありますが、恋愛結婚の場合は多くの方が、相手の事をよく知らずに「ちょっと気になるからお付き合いしましょう」と交際がスタートします。
そもそも「安心して結婚生活ができるかどうか」の判断基準で相手を選んでいないんですね。

結婚したての好きなうちは良いんです。
「愛さえあれば収入が低くたって」
「可愛いから料理なんかできなくたって」
ってみんな思っていると思うんですが、熱が冷めてきて冷静に相手を見た時に「やっぱり相手をリスペクトできない」となってしまうのではないでしょうか?

これが恋愛結婚の正体です。
恋愛結婚がダメとは言いませんし、みんなが相手のことを知らずに結婚しているわけではないと思っています。
しかし、離婚率が高まってきている現状を見ると、相手の事をよく吟味しないで結婚を進めてしまうカップルが多いことが分かりますし、その現状には私は賛成できません。

マッチングアプリが流行り始めた

出典:https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=25204

グラフばっかで申し訳ないですがタップルの会員数の伸びを見てください。
マッチングアプリってここ5年くらいでめっちゃ流行っていませんか?

「え?お見合いの話ししているのにマッチングアプリの話になっちゃうの?」

まぁ、ちょっと落ち着いてください。
お見合いの結婚の数がこれだけ伸びている背景にはマッチングアプリがあるものと私は睨んでいます。

ここを整理しないと最近の婚活事情を語ることはできません。

 

なぜマッチングアプリが流行り始めたか?

僕らがいままでしていた自由恋愛では、まずは相手の外見を見て「いいな」と思い、少し話してみると「この人、なんか気が合いそう」という形でお付き合いを始めていました。

マッチングアプリって嘘か本当かはわからないけど、ある程度相手のプロフィールを見た上で相手を選ぶことができます。
つまり、マッチングアプリにより相手の事をネタバレした状態で恋愛をスタートする文化となってきました。

「そんな全てを知って付き合っても新しい発見がないじゃないか!」って言われてしまいそうですが、実は僕たちはネタバレしているものをそもそも好んでいます

例えば、アーティストのライブに行く時はまず音楽アプリで先に曲を聞きますよね?
そして、どんな曲が流れるか分かっているのにライブに行って、聞いたことがある曲を聞いて楽しんでいます。

買い物だってそうです。みなさんAmazonで物を買う時、レビュー見てから買いませんか?
鍋とか、家電とか買う時はもちろんレビュー見ますが、映画とか本を買う時もレビューを読んでいるのでは無いでしょうか?
つまり、ある程度結論が分かっている本や映画を観るんです。

こういった事情を考えると見えてくるのは、”ある程度ネタバレしたもの=ハズレが無く安心できるもの”をみんなが求める時代になったのではと考えています。

その波が恋人選びや、結婚相手選びにも来ているということですね。

 

なぜマッチングアプリが流行るとお見合い結婚の件数が増えるのか?

先程、マッチングアプリは相手の素性についてネタバレした状態で出会えるのがメリットと書きました。

しかし、皆さんご存知ですが、マッチングアプリの情報って写真や、年収その他のプロフィールその全てが真実である保証は有りません

本当の事を書いている人も多いですが。
極端にスペックが高い人は信じがたいですよね。

それに、たまに遊び目的の既婚者とかが混ざっていますので、本気の婚活をしたい人にはリスクがあります。

そこで台頭するのが結婚相談所です。
当会En:courageをはじめとする多くの相談所は、会員のプロフィールに嘘がないことを保証していますし、独身であることも保証しています。

マッチングアプリで良い思いができなかった人が結婚相談所に入会すると言う流れに繋がっているわけですね。

その結果お見合いによる結婚数が増えているわけです。

まとめ

  • お見合い結婚が今後伸び続け結婚理由のスタンダードになる
  • 恋愛結婚は問題では無いが、相手をよく知る努力をしないと離婚率が高い
  • 結婚相談所の会員は素性がしっかりしている

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